渡部信子先生コラム
No.12 2011年07月
【No.12】ここまで違う子どもの発達
先日、私のサロンに施術を受けに来られたママに連れられて1歳3か月の男の子がやって来ました。
ヨチヨチと歩き回り、泣きもせずに一人で遊んでいたのですがママが寝ているベッドに上がってこようとするので、私は直径10cmほどの柔らかいサッカーボールをその子の足元にポンと置きました。
すると、そのとたん、片足でポーンと蹴るではありませんか!
「この子はこのボールは蹴るものだと知っているのか!?」と驚いてママに尋ねると「お兄ちゃんが二人いるので、よく三人でボールを蹴ったり投げたりして遊んでいる」とのこと。
しばらくの間、蹴って遊んでいたのですが、やがて今度はそのボールを投げ始めたので、私はさらにビックリ!
何と5mもの飛距離。
明らかに壁などに狙いを定めて投げているのです。
しかも「右の本格派投手」の投球フォーム。
右手にボールを持ち、投げ始める前は左足を上げ、投げ終わった後は右足を蹴りあげる。
肩はきれいに回り肘はきれいに伸びている。
こんな投げ方を1歳3か月の子がするなんて、私はショックでした。
なぜなら、私はかなりの「野球オタク」だったからです。
私の息子達が幼児-小学校低学年の間、近所の子ども達と一緒に野球をする時に、私は皆をまとめて面倒を見ながら、投球・打撃・守備などの基本を教えていました。
彼らのうちの二人は、高校の硬式野球部のキャプテンとなり私の二男は「左の本格派投手」で、中学と大学野球の神宮での全国大会でベスト8進出。
国立大学初の全国ベスト8という偉業を成し遂げてくれましたでも、その二男も1歳3ヶ月で、こんな投球はできませんでした。
私はこれまでよく「野球センスを身に付けさせるには、お座りができるようになったらすぐにボール遊びをさせることが大切」と言ってきましたが、この子を見て「それ以前の問題だ!」と改めて気付きました。
この子が生まれた時から寝ていたのは「ベビハグ布団」。
1年半前に150枚ほど限定販売したものでした。
もちろん、ママは妊娠中にしっかりと骨盤ケアをされていて、ふんわりと丸く柔らかい子宮の形でした。
小学校でボールを投げられない子が増えていると、しばしば報道されていますが、子宮の中でも布団の中でもしっかり手をなめ、良く動ける体を作っておくことが絶対に大切なのだと、確信を深めました。
これまでも「授乳用クッション」などを使って丸く寝かせて育てられた子は、首の座りも早く、器用で賢く、元気な子が多いと感じてきましたが、これほどの運動能力を持っている子に出会ったのは初めてでした。
「ベビハグ布団」は進化発展させて、今後、大いに普及させていきたいと思っています。
元気な子を育てるのは、本当に楽しい。
夢がいっぱいに膨らみます。
反対に、障がいを持つ子や、不器用で上手く言葉が出なかったり、落ち着いて物事に取り組めない子を育てるのは、ツライものがあります。
全国各地で学習障がいを持つ子が増え、その子達を受け入れる施設の不足が問題となっていますが、このような事態が進行すれば、日本の将来は不安です。
ニュージーランドでは『赤ちゃんを硬いベッドに寝かせてはいけない。ハンモックに寝かせるように。』と行政指導している」と聞きました。
日本もそうならないといけないのに、国は動きません。
だからこそ、私たち一人一人が良く考えて、賢い選択をしないといけないのです。
私が考案した「赤ちゃんが泣かずに良く眠り、しっかり手をなめて動かせるようになるアイテム」は、こちらからもお買い求めいただくことができます。
・赤ちゃんの安眠のための育児グッズ「おひなまき」
・ラクラク授乳タイム!ベッドにも早がわりする「ベビハグ授乳用クッション」
・丸い体でにっこりおやすみベビー用ハンモック「ハグモック」
これらのアイテムを使って育った子ども達は、どんなスゴイ子に育っていくのかな?
またまた私の楽しみが増えました。
(初出 2011年7月)
- 2025.04.22
- 14:28
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